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寮はボロい?プライベートがない?実際に寮生活をしている人にメリット、デメリットを聞いてみた

寮生活といえば「ボロい」「プライベートがない」などマイナスなイメージを浮かべがち。とはいえ、寮生活にも様々なメリットがあります。

 

今回は寮生活経験者の「生の声」から寮生活の実態を紹介しましょう。

 

■社会人で寮生活を経験した人は少ない

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少し前になりますが、2014年に株式会社マイナビが社会人の寮生活に関してアンケート調査を実施しています。

 

その調査によると社員寮・社宅を経験したことがある人はたったの18.0%。残りの8割以上は寮生活を経験しておらず、寮生活経験者はまさに少数派ですね。

 

そもそも寮が完備されている企業が少ないのかもしれませんが、マイナスイメージの先行によって寮生活も選ばないケースもありそうです。

 

■寮の知られざるメリットとは

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実際の寮生活で実感したメリットを質問では少しおもしろい結果となりました。

メリットで回答が多かったのは、

 

●安い
●立地
●家事なし
●同僚が近くにいる

など。

 

安いのは当たり前ですが、やはり寮生活を選ぶ1番の理由は家賃でしょう。特に社会人になりたての頃は先立つものも心許ない状況ですから、お金を理由に寮生活を選ぶケースは非常に多そうです。

 

立地に関しても寮生活の大きなメリットです。「通勤時間が22分増えた場合の幸福度の低下を相殺するためには、収入を30%増やす必要がある」という研究結果もあるくらいなので決して軽視できない要素と言えますね。

 

そして意外だったのは「同僚が近くにいる」ということをメリットに感じている人もいること。

もちろん人によっては「プライベートがない」というデメリットに感じている人もいるようですが、上京して新社会人になった場合などでは心細さがあるのかもしれません。

 

ただし、「寮にいるといつまでも学生気分が抜けない」との回答もあるので、自立を目指す人には逆効果にもなり得そうです。

 

■寮は古い、規則がある、プライベートがないは本当か?

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寮生活のメリットはたくさんありましたが、もちろんデメリットもあります。
アンケートには下記のような回答がありました。

 

●古い、汚い
●規則が厳しい
●プライベートがない

 

古い・汚いという点は一般的な寮のイメージと一致しますね。たしかに地方の工場系の社員寮などでは、かなりの築年数の物件があるのは事実です。

 

アンケートにも築45年の物件に住んでいたとの回答もあります。もちろんそういった物件は格安であることが多いのですが、どの程度許容できるかは個人差に左右されそうです。

 

また、寮生活ならではの「規則」がデメリットとの回答もあります。具体的な内容としては清掃活動が多いようです。かなり厳しい規則が設けられている寮もあるみたいですが、格安である家賃との相殺で我慢できた、との回答も多いです。

 

そして「やはり」と言えるのが「プライベートがない」という点。上で紹介したように安心感にも繋がるケースもあるようですが、「監視されているようだった」「息抜きしにくい」との回答が多く、寮生活のもっとも高いハードルとなっているようです。

 

■寮によって快適度には差がある

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アンケート結果で興味深いのは「電気は使い放題で朝晩の食事もおいしかった」「ホテルのように毎日清掃が入ってくれた」などの回答です。

 

社員寮と言ってもここまで好待遇のものは珍しいです。アメリカなどではこういった好待遇かつ高価格の寮もあると聞きますが、日本ではあまり耳にしませんね。こういった好条件の寮があれば是非とも使うべきでしょう。

 

また、一般的な物件選びでは避けられがちな古い・汚い物件。しかし寮生活では「すぐに慣れる」との回答も多く、家賃の安さも相まって一般的な物件選びよりも許容されることが多いようです。

 

とはいえ、寮生活が原因で退職するまでに至っている方もいることから、決して万人受けするとは言い難いですね。

 

メリットやデメリットよりも自分の性格との折り合いが重要なのかもしれません。

 

■通勤時間や資金面で寮検討の余地がある

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寮生活で大きなメリットとなりやすいのは通勤時間家賃ですが、総合的に見てメリットがデメリットを上回ると感じるなら寮生活を経験してみるのもアリでしょう。

 

逆に「プライベートがないのは無理!」という方はどんなにメリットがあってもオススメしません。精神的な負担で退職にまで至ってしまっては元も子もないですからね。

 

もしプライベートを重視しつつ家賃負担を軽減したいという人がいるなら、「家賃補助」という裏技もあります。これなら指定の住居に住む訳ではない(代わりに規定が設けられていることが多い)ので、プライベートを確保しつつ家賃の負担を減らすことができます

 

もちろん入寮ドットコムには家賃補助の求人情報も多数ありますので、ぜひ一度探してみてください。

2016/03/28