お役立ちコンテンツ
タクシードライバーになるために必要な「普通第二種免許」について
タクシードライバーの仕事情報を見ると、資格欄に「二種免許」の記載があり、
「これは普通免許と何が違うんだろう?」と思った方も多いのではないでしょうか。
今回はその二種免許についての説明をします!
タクシードライバー(タクシー運転手)は二種免許が必要な職種です。
正式な名称は「普通第二種免許」と言います。
道路交通法の第八十六条に規定されています。
事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く(旅客運送契約遂行として自動車を運転する)場合は、この「二種免許」の取得が必須となります。
運転代行の会社で働く場合にも、この「二種免許」が必要になるという事になります。
●二種免許の種類
普通免許、中型免許、大型免許、大型特殊免許、けん引免許の5つの運転免許で二種免許の取得が可能です。
そのうち、大型特殊第二種免許と牽引第二種免許を除く各二種免許に関しては以下の通りとなります。
◆普通第二種免許
<条件>
車両総重量5t未満、乗車定員10人以下
<種類>
タクシー、ハイヤーなどの旅客用自動車・運転代行など
◆中型第二種免許
<条件>
車両総重量5t以上11t未満、乗車定員11人以上29人以下
<種類>
29人以下までのマイクロバスなど旅客車両の営業運転
◆大型第二種免許
<条件>
両総重量11t以上、乗車定員30人以上
<種類>
路線バスや観光バスなど、乗車定員30人以上の旅客用バスを運転
ちなみに、大型第二種免許を持っている方は、中型自動車と普通自動車の二種免許も兼ね、
中型第二種免許を持っている方は、普通自動車の二種免許も兼ねる形になります。
例えば、バスの運転手からタクシー運転手に転職するという場合、免許の再取得は必要ないという事になります。
●二種免許の受験資格
・満21歳以上
・第一種免許を取得してから3年が経過している事
(途中免許取り消しなどにあっていた場合は、停止期間を除く期間の累積となります)
・視力(視力が、片目それぞれ0.5以上かつ両目0.8以上(眼鏡可)聴力など
普通免許を取得した時と同じ条件がクリアしていること
※タクシードライバーになるにはこの他に深視力(動くものをみる検査)も併せて行います
●二種免許取得の流れ
①学科試験と、技能試験、二つの試験を受験
②それぞれに合格した後に、応急救護処置講習と旅客者講習を受講
③上記受講後、晴れて二種免許が交付されます
※地理試験について
東京・神奈川・大阪の中心部でタクシードライバーになる場合には、二種免許に加えて地理試験と呼ばれる試験に合格する必要があります
●二種免許を自分で取得する場合
費用・・・220,000円~250,000円前後(合宿/通い)
期間・・・10日くらい(通い)、7~8日(合宿)
●二種免許をタクシー会社に入社してから取得する場合(二種免許取得制度があるタクシー会社)
費用・・・タクシー会社側が負担するケースが多い(180,000円~200,000円前後)(ほどんどの場合が合宿)
期間・・・7~8日(合宿)
求人広告上に「二種免許」と記載があり、
自分に該当するのかどうか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
タクシードライバー等のお仕事に関しては
「人を乗せて運転する」という事を仕事とする以上、別途資格を要する理由もわかるかと思います。
ですが、正しく受講すればほとんどの方が取得できる資格ですので、
最初から諦めず、まずはチャレンジしてみる事をおすすめします!