お役立ちコンテンツ

地方エリアにおける活性化の為の行政の働きやイベントについて

生活をするなら何より都心部が便利で暮らしやすい!と考えられてきましたが、ここ数年でその傾向が変わりつつあります。

都心部の混雑やスピード感をあえてさけ、地方での不便さこそよしとする流れが生まれています。

 

特に若者世代や子育て世代にその傾向は強く、あえて郊外へ転居、転職する事で新しい生活を始めるのです。

この流れが活発になった背景には、受け入れ側の地方都市の行政を主体とする取組みが加速化している事へのあります。

 

今回は行政における取り組みについての一部をご紹介します!

 

【20年居住すると一戸建て住宅をプレゼント・宮城県七ヶ宿町】

宮城県で一番人口が少ない町、宮城県七ヶ宿町。

子育て世帯の移住を応援する事を目的に

「新築一戸建てに20年居住すると、家と土地を無償で提供する」という取り組みを行っていました。

入居者が決まり次第、希望の間取りで新築一戸建てを建築。

最初に敷金105,000円(家賃の3カ月分)の用意が必要になりますが、以降20年の間は家賃35,000円/月で住むことができます。

20年経過した時点で、その戸建てが無償で提供されるという仕組みです!

実際に地方での住まいを体感して「いいな」と思っても、定住する場所が無いとなると、やはり不安になりますよね。

最初に安心を確保してもらいながら、その場所をゆっくり知っていく事ができる、とても魅力的な取り組みかと思います。

 

この他にも

・オール電化住宅の無償提供

・移住前の農業体験

・空き家バンクを活用したお試し移住

という取り組みも行っていました。

移住といっても初めての土地であれば当然生活の不安は付き物です。

その為にはお試し移住や農業体験を通じて、その土地の雰囲気を感じたり、実際に生活体験できると不安も解消できますね。

※参考(七ヶ宿町定住のススメ)https://town.shichikashuku.miyagi.jp/its/kurashi/ ※現在は募集していません

 

【起業すると最大5億円の資金援助・茨城県笠間市】

地方移住における最大の課題は、現地で仕事があるかどうか?という事も大きく影響してきます。

どんなに住居費が安くても、仕事がないとなれば結果的に定住は困難になってしまいます。

 

茨城県笠間市では国の認定を受け、地方経済活性化のため、「企業立地促進事業補助金」として新たに土地を取得し、3年以内に操業開始することを条件に、土地および建物・据付の償却資産の取得額の一部を補助する助成金制度を設けています。

補助額はなんと上限5億円で設定されています。

5億円補助の条件としては、市内居住者の正社員を10人以上雇用、面積は10ヘクタール以上、投資額は1億円以上などが設定されています。

笠間市では商工会や企業診断士、銀行など、市だけでなく各専門機関と連携して女性や地場産業(笠間焼)の創業希望者に対する支援を強化して、年間14件の創業の実現を目指しています。

その一環として創業の窓口相談、創業塾の開催などさまざまな支援にも取り組んでいるようです。

起業をしたいけれど予算の目途が立たない、都心部では予算の都合で十分な用地取得が出来ないという場合にもこの政策は大変面白い取り組みかと思います。

また茨城県は都心部への交通網が意外と便利であるため、スローライフも送りながら仕事は最先端と言う、二兎追うもの二兎とも得られる環境なのかもしれません。

※参考(笠間市企業立地促進事業補助金交付要綱)http://www.city.kasama.lg.jp/reiki/reiki_honbun/r358RG00001227.html

 

【どこにいてもできる仕事、ここでしかできない暮らし。・奄美大島】

奄美大島と聞くと豊かな自然と海をのんびりとした雰囲気を誰もが思い浮かべる事でしょう。

観光地としてのイメージが強いこともあり、ここで定住するとなるとそこでどう働くかを考えて躊躇してしまいますね。

今、奄美大島は若者世代の移住先として大変注目を集めています。

そのきっかけが「フリーランス」な働き方に着目をした事です。

今や仕事はインターネット環境を活用すれば、どこででもする事ができる時代になってきました。

パソコンさえあれば、国内外問わず簡単にやり取りが可能ですよね。

つまりフリーランスで仕事が出来るのであれば、こだわるべきは仕事以外の時間をどう過ごすか?という事なのです。

仕事が終り、一歩外に出るとキレイな海は広がっている環境、子育てに素晴らしい環境がある事も大きなメリットです。

移住や引越に関する不安の解消、現地での仕事の仕方について等、積極的に説明会等を行い、定住促進を図っています。

※参考(奄美市「フリーランスが最も働きやすい島化計画」公式サイト)http://www.amami-freelance.com/

 

今回ご紹介したものだけではなく、

各行政はその地域の特色を活かしながら、家族世帯向け・若者向けと様々な取組みを行っています。

自分らしく、新しい生活をと考えた時、ぜひ選択肢の一つに地方移住を加えてみてはいかがでしょうか。

 

【寮付求人だけ!】寮から探す専門求人サイト|入寮.com http://nyuryo.com

2018/06/21